
湯浅政明
1965年3月16日生まれ。福岡県出身。九州産業大学芸術学部美術科を卒業。 亜細亜堂出身。2013年にアドベンチャータイムのエピソードを請ける際に設立した株式会社サイエンスSARUの代表を務めていたが、2020年に退職。 オリジナルなイメージにあふれた作画・演出を特徴とする。童話をイメージするような独特な揺れた線、斜めに傾いた不思議なパースなどを駆使し、独自の世界観を作り上げる。 亜細亜堂時代の代表作として『ちびまる子ちゃん』が挙げられる。かの有名なOP、EDアニメーションは湯浅の手によるものである。1日に40カット上げた伝説もある。 特筆すべきは映画第2作『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』で担当した音楽シーン(1969年のドラッグレース、買物ブギ)であり、サイケデリックな演出・作画には湯浅政明の全てが詰まっているといっても過言ではない。 フリーとなってからは『クレヨンしんちゃん』が代表作として挙げられる。劇場版などで担当したセットデザインは、作画マニアのみならず、一般のクレしんファンにも好評を得る。作画に関しても、決め手となるクライマックスアクションは毎回湯浅に振られ、内部からの信頼の厚さも窺える。特に、劇場版第4作『ヘンダーランドの大冒険』のラストの追いかけっこは、絵コンテも自ら担当した名場面である。 大平晋也と共同で作った『THE八犬伝-新章-』の第4話「浜路再臨」は、キャラクター設定を完全に無視してリアリティを追求した衝撃的な作画が賛否両論を呼び起こしたが、作画マニアにとってはこの上ない必見の作品となっている。 以降は『MIND GAME』『ケモノヅメ』『カイバ』『四畳半神話大系』など監督作を数多く送り出している。現在のところ監督としての制作環境には非常に恵まれ、オリジナル作品で独特のイマジネーションが炸裂する世界を描き出している。『MIND GAME』では平成16年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第59回毎日映画コンクール大藤信郎賞など数々の賞を、『カイバ』は平成20年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞、『四畳半神話大系』は平成22年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞。
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